
IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者等が自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する際に、その経費の一部を国が補助する制度です。
自社の置かれた環境から強み・弱みを認識、分析し、把握した経営課題や需要に合ったITツールを導入することで、業務効率化・売上アップといった経営力の向上・強化を図っていただくことを目的としています。
交付申請までの大まかな流れ
- IT導入補助金に関して公募要領等を読み理解する。
- 交付申請前に必要となる、「gBizプライムアカウントの取得」「SECURITY ACTIONの宣言」を実施する。
- 導入したいITツールをIT導入補助金ホームページより選択し、その導入したいITツールを取り扱っているIT導入支援事業者に連絡をする。
- 導入ITツール及びIT導入支援事業者が決定したら、IT導入支援事業者と共同で交付申請を実施。
補助内容・要件(2025年2月26日時点)
下記の枠の中で、ご自身の目的に合致するものに申請が可能です。
通常枠(1プロセス以上)
あらかじめ事務局に登録されたITツールの中から、自社の課題にあったITツールを導入し、業務効率化・売上アップを目指す補助事業者に対し、当該ITツールの導入費用の一部を補助するものです。
【補助額】5万円~150万円未満
【補助率】1/2 ※
【補助対象経費】ソフトウェア費・クラウド利用料(最大2年分)・導入関連費
※3か⽉以上地域別最低賃⾦+50円以内で雇⽤している従業員数が全従業員数の30%以上であることを⽰した事業者は2/3。
通常枠(4プロセス以上)
あらかじめ事務局に登録されたITツールの中から、自社の課題にあったITツールを導入し、業務効率化・売上アップを目指す補助事業者に対し、当該ITツールの導入費用の一部を補助するものです。
【補助額】150万円~450万円以下
【補助率】1/2 ※
【補助対象経費】ソフトウェア費・クラウド利用料(最大2年分)・導入関連費
※3か⽉以上地域別最低賃⾦+50円以内で雇⽤している従業員数が全従業員数の30%以上であることを⽰した事業者は2/3。
インボイス枠(インボイス対応類型)
インボイス制度に対応した会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフトを導入し労働生産性の向上を目指す補助事業者に対し、当該ソフトウェア・ハードウェア等の導入費用の一部を補助するものです。
<インボイス制度に対応した会計・受発注・決済ソフト>
【補助額・補助率】
▼1機能の場合
[補助額]~50万円
[補助率]中小企業:3/4、小規模事業者:4/5
▼2機能以上の場合
[補助額]~350万円
[補助率]2/3
<PC・ハードウェア等>
PC / タブレット / プリンター / スキャナ / 複合機
POSレジ / モバイルPOSレジ / 券売機
【補助額・補助率】
[PC・タブレット等]補助率1/2、補助額10万円以下
[レジ・券売機等]補助率1/2、補助額20万円以下
インボイス枠(電子取引類型)
取引関係における発注者が、インボイス制度対応のITツール(受発注ソフト)を導入し、当該取引関係における受注者である中小企業・小規模事業者等に対して無償でアカウントを供与して利用させる場合に、その導入費用の一部を支援するものです。
【補助額】350万円以下
【補助率】中小・小規模事業者等2/3、その他事業者等1/2
セキュリティ対策推進枠
独立行政法人情報処理推進機構が公表する「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されているいずれかのサービスの利用料を補助するものです。
【補助額】5万円~150万円
【補助率】中小企業:1/2、小規模事業者:2/3
【補助対象経費】サービス利用料(最大2年分)
補助対象者
中小企業・小規模事業者等
※飲食、宿泊、卸・小売、運輸、医療、介護、保育等のサービス業のほか、製造業や建設業等も対象となります。
交付申請スケジュール
2025年3月31日(月)より交付申請の受付が開始される予定です。
交付申請の受付は、期間が複数回に区切られて行われる予定です。スケジュールは随時更新されます。